2016年3月2日水曜日

馬を撃つ馬鹿

北海道で牧場内の馬が2頭も射殺されていたことがニュースで報じられた。

現場にはライフル銃用の薬莢が落ちていた。TVで見たが、308Win(写真のもの)またはそれよりも大きい30-06と呼ばれるものと思われる。



ライフル銃の所持許可は散弾銃を所持して、狩猟に10年以上携わった経験と、地元猟友会等の推薦が要求される。

もうひとつ条件があって、ライフル銃を必要とする理由を提示することである。私の場合は、「シカの駆除にライフル銃が必要」として許可された。北海道ではエゾシカ猟にライフル銃を使う。


10年以上の経験があれば、鹿と馬の区別がつくはずであるが、夜間に撃っていることから、夜と昼の区別もつかない馬鹿が撃ったに違いない。


銃の所持許可は一度取得すると、よほどのことがない限り取り消されることはない。高齢のボケ爺さんが夜間徘徊のついでにぶっ放したとしたら怖ろしいことである。





保護していた猟犬の飼い主がやっと見つかった。我々は犬の側であるからこう書く。

よかった、よかった。


一週間前に猟に出て、タヌキを追いかけて穴に入ってしまいGPS電波を見失ったそうだ。





まだ音声のみのマーカーしかなかった何年も前、F園長とふたりで猟に行ったときに園長の愛犬が行方不明になった。かすかに一部エリアでのみ電波を受信できた。

二日にわたってその電波を追い続けて、ついに地中の一点を特定した。スコップで穴を掘ったら、タヌキは生きていたが犬は絶命していた。


F園長はAコールのアマチュア無線家であったし、わたしは無線機屋である。このふたりしても地中の電波を捜すことは困難を極めた。

ちなみにAコールとはアマチュア無線のコールサインがJAから始まることで、最古参を意味する。JAの次はなぜかJHになった。私のコールサインはJH5HRLである。フォネティックコード*(分かりやすく無線で単語を伝えること)で自分のコールインを伝える時は、Japan Hotel 5 Hotel Romance Love  と言ってた。



穴の中に入らないように犬を訓練することが対策かもしれないが、私自身、そこに穴があれば入りたい欲求が抑えきれないのであるから、犬にそれを求めるのは無理というものである。なにせ Hotel Romance Love  なのだ。




*正確なフォネティックコード。





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