2012年2月1日水曜日

議員定数削減は不要だと、


夕方、車でNHKラジオ放送を聴いていたら、国会議員定数削減は意味がない、という趣旨の発言を盛んに行っている大学教授がいた。

ラジオなので発言者がはっきりしないが、「タケナカ」という名前ともうひとりの学者が、繰り返し力説する。理由は、「国会議員の定数削減で減らせる予算など、いまの赤字額から比べると微々たるものだ。だから意味がない」と言う。

いったいどんなバカがこんな発言を公共放送で言うんだろうと、ネットで番組表を調べてみたが出演者リストにも載っていなかった。見知らぬ名前の大学だったので名前を書くほどのこともないレベルなのかもしれないが、夕方6時台のNHKラジオ放送で延々とこんな意見を吐くのはどうかと思う。


国会議員ひとりあたりに億単位の経費がかかることは皆が承知していることだ。数十人削減できれば数十億円削減できる。議員がお粗末な連中ばかりなのは周知のことではないか。我が県でも元サッカー選手やアナウンサー、世襲的政治屋などが議員となっているが、当選以来なにをやっているか聞いたことがない。

NHK解説の先生方は数十億円の削減額は、現在の日本の予算規模からしたら微々たることだから問題ではない、とおっしゃる。これは大間違いだ。

微々たる金額の積み重ねがいまの日本の大きな借金になっていることくらい分からないのだろうか。

一件で数兆円などという無駄があるわけがない。すべては小さな小さな無駄の積み重ねなのだ。

消費税増税は国民に負担増を強いるわけだから、議員も公務員もつらい思いをする必要があることは分かりきったことである。


「微々たる金額だから議員定数削減はしなくていい」、という同じ口でこの先生方、いや野郎どもは、「消費額のわずか5%プラスの負担なのだから国民は我慢しろ」、と言うに違いない。


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