2012年1月7日土曜日

GPS魚探設置


午前中はずっとネットショップの出荷作業です。年始のために今朝着く荷物が多いのでたいへんです。土曜日は社員さんがお休みです。ひとりでヒーヒーいいながら働いたのです。

昼飯を食って、アメリカから届いたGPS魚探を持ってマリーナです。Garmin社製です。ボートに取り付けるのです。前にも書きましたが、私は無線機屋なので、こんな電装品を組み込むのはお得意です。

最初に電源ラインを接続します。以前のオーナーさんがギボシ端子を付けていましたので、それを利用するつもりで、あらかじめ電源ラインにギボシ端子をハンダ付けして準備をしていました。取り付けようとしてびっくりです。電源プラス側が露出しています。ギボシ端子は露出した端子を絶縁部の中の端子に差し込んで使います。電源プラス側は必ず絶縁部になる必要があります。

ショートしなかったのはボートがFRPで絶縁物だったからです。車などでしたらボディでショートして最悪、火事になるところです。また配線手直しです。

GPSアンテナは本体内蔵です。地図もワールドワイドマップが入ってますので、電源を入れるとすぐに位置が表示されます。ただこの地図、あまりにもワールドワイド過ぎます。ま、位置は分かるので、間違えて北朝鮮に行ったりすることはないでしょう。

船速が正確に出るのと、ルート作成ができるので我々が使うには充分です。もちろんポイントマークも、目的地設定もできます。完璧です。


お次は魚探です。Garminはソナーと書いていますが、これは単なるデプスサウンダーです。発振部で音を出して、海底から戻ってくる反応を表示しているだけです。50KHzと200KHzの2周波あるところが凄いです。オートパイロットとかレーダーなど他の機器との接続ケーブルも付属しています。

購入した製品の発振部はトランサムに取り付けるタイプでした。面倒です。生け簀の船底に残っている水たまりに漬けてテストしてみるとうまく動作します。ハルを貫通してちゃんと海底を表示するのです。

こうなると簡単です。船底の乾燥した場所を掃除して、そこにシリコン接着剤を塗りたくります。その上から発振部を押しつけて空気を逃がします。エアさえかまなければ密着するので動作するはずです。

成功でした。少し感度は悪くなりますが問題なく動作します。写真の画面上がGPS表示、下が魚探画面です。ここの水深は36フィート(約10m)です。メートル表示に変更も可能ですが、船速表示ではやっぱりノットが必要です。

魚探機能を付けるのは水深を知りたいだけです。釣りをするわけではありません。海底はいきなり浅くなりません。ヨットはキールといって船底深くまでバラストをぶら下げていました。何度も座礁をしたものです。ボートは喫水が浅いのでオンザロックの心配は少ないのですが、もしやった場合はスピードがあるので致命的です。安全装備はあったほうがいいのです。
タイタニック号が氷山にぶつかった時、たまたまバーでオンザロック用の氷をオーダーしていたおねいさま、

「あたし、こんな大きな氷、オーダーしなかったわよぉ」

とおっしゃったとか。

こんなことにならないために安全航行をするのであります。

同じ機能のものを国産品で買えば20万円近くします。工賃を含めるとたいへんな額になります。今回のこの作戦、半額以下で完成しました。もう少しテストしてよければ大量に輸入して我が社のネットショップで販売予定です。商売熱心なワタクシなのであります。

円高はいいなあ。


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