2012年1月21日土曜日

組み立て

朝から、「穴を掘らないくくり罠」の組み立て作業です。

この製品は我が社のオリジナルです。鉄工所がレーザーマシンで加工はしてくれるのですが、組み立ては自分でしなはれ、というのです。ネジで組み立てるだけなので簡単と思っていたのですが、数が多くなると大変です。

おまけに、タップでネジを切っている箇所が10箇所もあって、塗料が入り込んでいるとうまく入りません。こんな苦労を知っているので、あの下請け鉄工所め、組み立てはしないのですな。

なぜかこのところ、この商品に注文が相次いでいます。うれしいのですが、私が山に行くことができません。他の社員さんでは組み立てができないのです。教えればできるのでしょうが、罠はやはり自分もやっているメンバーが組み立てないと商品ではないように思っています。ちゃんと動作確認をして出荷しています。


でも次回ロットではここやあの部分をスポット溶接仕様にしてやるぞ、と思いながら作業をしています。でもそうなると微調整やパーツ交換ができないんですよね。悩むところです。二次ロットがそろそろ底をつくので現在、新規バージョンを設計中です。このままスチール製で塗装をするのか、思い切ってSUS製にするのか・・・選択肢が多いのです。



こんな作業を始めると弾みがついて、午後は雨のなかマリーナまで行って、ボートのフェンダーを取り付けしてきました。左右に4個ずつ、合計8個を取り付けました。舷側に下穴を開けて、シリコングリスを塗ってから取付金具をビス止めしました。

写真はよそ様のボートです。こんな感じです。ボートにはガンネルやライフライン(水道や電気のことではないです。ヨット用語です。デッキ周囲に張り回したワイヤーのことをいいます)がないので、取付金具を舷側に直接ビスで固定します。


くくり罠のワイヤーで固定してやろうと思ったのですが、マリーナの社員さんたちから反対意見です。ワイヤーだと強度がありすぎて船体にダメージを与える恐れがあるそうです。なるほど。細いロープでぶら下げます。

最後の仕上げは、フェンダーの下穴にロープを通して連結します。走る時はこのロープを引けば全部が上がるという作戦です。細いロープなので端末処理がうまくいきません。化学繊維なので、ほつれてしまいます。熱を加えて溶解する方法もありますが、すぐにほどけてしまいます。

結局、持ち帰って端末は熱収縮チューブとヒートガンで固定しました。これは案外と強度があって簡単な方法です。



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