2015年9月10日木曜日

中華製無線機と格闘

久しぶりに中華製無線機を仕入れてみました。

このところ国内機でUV二波同時受信可能な機種が少ないのです。あっても5万円近くかかります。



これなら安そうだし、うまくプログラムで国内アマ波範囲に収めることができればTSS申請なんて手段も可能かもしれません。

*中華製無線機はすべて国内使用が違法だ、なんて思い込んでるデンパじいさんが多いのですが、ちゃんと手続きを踏めば合法で使えるのです。ここ参照。


この業界、上のような写真を出していると、さっそくに、「シラシキが電波法違反している証拠写真だ!」なんて言い上げがあるのです。(これホント!)

でも写真のアドレスみれば分かる通り、かの国の写真の流用だから無駄なことはしないでね。これデンパじいたちへのアドバイス。




やってみましたが実に難解です。マニュアルなしでも使えるだろうと思ったのが大間違いでした。英文マニュアル読みながら、VFO受信できるまでに小一時間もかかってしまいました。メモリーセットだけで、昼休みいっぱいかかったのです。FMラジオも受信可能だそうですけど、周波数帯域が国内用ではありません。使いにくい理由は、「無線機の直感的使用方法」なんてことをまったく考慮していないせいです。使うためには、「オマジナイ」的な操作が必要です。分かるわけありません!!



無線機屋の私でこれだけ時間がかかるのですから、このまま一般ユーザ様に販売するのは困難です。よほど詳細な日本語取説を制作すれば使えるかもしれないけど、オフバンド送信の問題があります。



国内機とは設計思想がまったく違うのですね。


こんな問題点を意識しているのか、受信専用機として使用するための、送信カット機能があるのです。マイクを外せば同じことなのですが、周波数をダイレクトインするために数字キーが必要なのです。



受信専用機としては面白いかもしれませんね。VFOモードでマイクのテンキーから周波数をダイレクトインして受信します。気に入ればメモリー保存する使用方法です。




PC経由のプログラム機能はまだ試していないけど、国産Kenwood機と同じだそうだから簡単かな。またレポートします。









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