2012年10月19日金曜日

光センサーで夜間専用罠

先日から大騒ぎをして作っていた、穴を掘らないくくり罠<電磁式>の最終目的である、「夜間だけ動作回路」がやっとできました。

といってもまだパーツをブレッドボードに乗っけて動作テストと抵抗値の定数設定をした段階です。ブレッドボードとは電子部品を半田付け無しで動作テストできる基板です。とっても便利なのです。今日、パーツを発注しましたので、来週は実際の回路組立です。ごらんのように簡単な回路です。

夕方、日没時にチェックしたら回路はOFFでした。つまり罠を踏んでも動作しません。もう少し暗くなるとONになります。


私の部屋に持ち帰って、晩酌をやりながら動作テストです。罠のかわりに赤色ダイオードを繋いでいます。指でセンサー部の光を遮るとダイオードが点きます。電気スタンドを消すと、ONになります。これで動作テストはいいのではないでしょうか。




これは罠猟師さんからの切実な依頼があって作製したのです。罠猟師さんは犬が掛かることがいちばん困るそうなのです。ことに猟犬です。猟犬が罠にかかると、その飼い主が怒鳴りこんでくるそうです。罠には名札を付けていますので家まで押しかけてくることもあるそうです。相手は鉄砲持ってますから嫌ですよね。

我が家の犬たちもよく罠にかかります。同じ獣道に仕掛けるのですからしかたがありません。怖いのは不法罠です。体を持ち上げたりするタイプだと救助に行くまでに死亡します。犬猟師さんの中にはワイヤーカッター持参の方もいます。罠を見つけるたびにズタズタに切るのです。

銃による猟は、「日の出から日没まで」と決められていますので、この装置を組み込めば安心です。でも本当は犬は繋いで飼うものだから罠猟師さんに文句を言えたものではないのですけどね。


この回路は最初から頭にありました。これを使えば簡単に罠の夜間だけ動作が可能です。でも肝心の電磁的罠がうまく作れなかったのです。先日、やっとうまく動くようになりましたのでこちらに取り掛かりました。

光センサーは明るいところで導通します。暗くなると電気は流れません。このまま繋いだのでは、「明るい時だけ動作」になってしまいます。これを反転させるにはちょっとした工夫が必要です。これを考えるのが楽しいのです。簡単なので小学生レベルですけどね。


これが完成したら、今回の電磁式罠開発はすべて完成です。






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