2012年9月15日土曜日

大格闘


やっぱり予定通り今朝も二日酔いでした。


昼前にやっと帰宅して、懸案のお仕事に取り組みます。罠用発信機の小型化です。動作する回路はできていますが、大きさが無線機ほどもあるのです。ブサイクです。なんとかできないかとハンダ鏝片手に頑張りました。

途中でサトちゃん選手からお電話です。話しながらも回路を触っています。ピーっと音が出ます。

「なんじゃ、いまの音は」サトちゃんが驚きます。

高音は電話でもよく聞こえるのです。



試行錯誤しているのはコンデンサ容量と抵抗値を決める必要があるからです。電子工学科でも卒業していれば、こんな単純な問題は計算値で出せますが、某三流大学社会学部中退の私はトライ&エラーでやってみるしかないのです。



抵抗値は可変抵抗を使って概算の感じがわかります。コンデンサ容量は、これでもない、あれでもないと部品を交換したり付け加えて試すしかありません。

こんなとき、コンデンサと抵抗では接続方法まったく違いますので要注意です。抵抗は直列(series circui)接続したものの総和ですが、コンデンサの静電容量は並列(parallel circuit)の場合の総和です。

よく電気工事屋さんなどが、「そこんとこパラに繋いどいてくれ」と現場で言ってるのはこのパラレル接続のことです。「シリに繋げ」という言葉をあまり聞かないのはビリビリくるからかもしれません。


数十年も無線機屋をやってますので、ハンダ付けとハンダ外しは得意です。ハンダ付けしてあるものを外すには、ハンダ吸いとり機を使います。

ハンダを溶かしておいて、バネでスポンと吸い上げます。やってみると楽しいものです。

やっと数値の概算が決まったので仕様書を書いてメーカーさんに見積依頼を出しました。


新素材も届いています。明日と明後日は雨のようですから、この素材と格闘してみます。楽しそうです。形状記憶合金の一種なのです。







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