2012年5月13日日曜日

ライフル銃、技能講習

本日はライフル銃の技能講習でした。四国中央射撃場です。

早起きして高速をひた走ります。遠いのです。2時間もかかります。

ライフル銃の講習者はわたし一人でした。講師の方とマンツーマンです。もっと多いと思っていましたが、県内のライフル銃所持者は60名程度らしいですから、こんなものかもしれません。




撃つ段になって、射撃スタイルは膝射と立射のみと聞かされます。「えーぇ 聞いてないよー」です。射撃場設備の問題のようです。(写真はイメージです)

伏射のつもりで練習してスコープ合わせをしたのです。これなら銃が固定できますので当たるのです。

練習したうどん県では伏射ありでした。(60点が要求されるけど、銃が固定できるのでこのほうが簡単です)


膝射なら40点、立射なら20点が合格ラインです。どちらもやったことがありません。スコープを付けたライフル銃で立射など考えられません。50m先の十数センチに入るはずがありません。(ガンガン当てる方もいらっしゃるそうですけど・・・)エアガンをお持ちの方でしたら5m先の1cmを撃ってみてください。お持ちでない方は、50cm先の1mmを指さしてみてください。この難易度が分かるはずです。

308口径の猟用自動銃です。3Kgほど力を入れないとトリガーは落ちません。やむなく膝射を選択します。やったことがないのでフォームすら分かりません。試行錯誤で練習です。

幸い練習はいくらでも撃たせていただきました。(射撃場使用料金は発生します)

さあ本番です。20発です。10発撃った時点で休憩です。恐ろしく疲れるのです。機関部開放レバーが堅いので右手に血豆ができてしまいます。自動銃はそもそも連射する仕様なので1発ずつ撃つことは考えられていない構造なのです。

後半の10発でとうとう皮が剥がれて出血です。血と汗の技能講習です。得点はなんとか40点はクリアできたようですが、最終的な合否判定は県警本部だそうです。


どうなることやらです。



散弾銃の講習者もひとりでした。71歳のバードハンターです。

クレー放出口から5mの位置で1発ずつクレーを撃ちます。25発撃って2枚当たれば合格だそうです。ライフルと比べれば簡単そうですが、このクレー、左右45度の角度で、時速100Kmでぶっ飛びます。直径は10cmです。使う銃は自分の猟銃です。普通に考えたら当たりません。なぜなら猟用銃はベンド角(銃身と銃床の角度)が深いので、しっかり狙うとクレーが見えなくなります。見えないものは撃てません。猟場にこんなに小さくて速い獲物はいませんがな。

幸い今日の71歳はツワモノでした。軽く10枚くらい当ててました。もし私ならこんなに当てる自信はありません。先に書いたように、猟銃はそもそもクレーを撃つようにできていないからです。昨年、この県を代表してクレー射撃競技で国体出場した私でこれです。


狩猟者にこんな過酷な技能講習を義務付ける警察幹部は本当に人間のDNAを持っているのでしょうか。いちど調べたほうがいいかもしれません。シカやイノシシの親戚がいるかもしれません。タヌキやキツネが化けて、こうやって鉄砲所持者を減らしているような気がしてならないのです。








合格するといいね、と思う方クリックよろしく → 人気ブログランキングへ  

0 件のコメント:

人気の記事